強まる景気後退懸念 短観6年3月ぶり大幅悪化

 日本銀行本店=東京・日本橋本石町

 日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感が前回2018年12月調査から7ポイント下落のプラス12となった。悪化幅は対中国関係の冷え込みで9ポイント下落した12年12月以来6年3カ月ぶりの大きさで、景気後退の懸念が一段と強まった。日銀が24、25日の金融政策決定会合で新たに示す21年度の物価上昇率の予想は、1%台半ばから後半にとどまる公算が大きく、目標とする2%の達成は一段と遠のく見通しだ。

 日銀は製造業の景況感が悪化した理由を「海外経済の減速を受け、IT関連や自動車関連などで需要が減ったとの声が幅広く聞かれた」と説明。

共同通信社 2019年4月1日 無断転載禁止