辺野古埋め立て承認撤回「違法」 国交相裁決、沖縄県の主張認めず

 埋め立てが進む沖縄県名護市辺野古の沿岸部。左奥が新たに土砂投入を始める区域=3月24日

 沖縄県名護市辺野古への米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設を巡る不服審査請求で、石井啓一国土交通相は5日、審査を申し立てた防衛省沖縄防衛局の主張を認め、県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回を取り消す裁決を下した。昨年10月に撤回の効力を一時停止したのに続く判断。今回は「県の撤回は違法」とし、国が進めている工事の正当性を認めた。

 沖縄県は裁決を受け入れず、法的手続きに入る方針だ。総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」に不服審査を申し出ることや、裁決の取り消しを求め提訴することを視野に入れている。

共同通信社 2019年4月5日 無断転載禁止