本庶氏、小野薬との特許契約不服 がん治療薬で26億円受領せず

 記者会見する京都大の本庶佑特別教授(右)=10日午後、京都市

 2018年のノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の本庶佑特別教授と弁護士が10日記者会見し、本庶氏の研究を基に小野薬品工業(大阪市)が開発した、がん免疫治療薬「オプジーボ」を巡り、特許契約を結んだ同社から支払われた約26億円を、納得できない点があるとして受け取っていないと明らかにした。全額法務局に供託されている。

 弁護士は、06年に本庶氏個人と小野薬品工業が特許に関しての契約を結んだ際、同社からの対価の料率に関する説明が不正確だったと主張。同社は、契約の詳細は明かせないとした上で「誠意を持って対応しているが、現在の契約との乖離が大きい」としている。

共同通信社 2019年4月10日 無断転載禁止