震災犠牲女性の遺骨、両親の元に 宮城県山元町「娘が戻ってきた」

 大久保真希さんの遺骨を受け取り、遺影に語りかける父三夫さん(右)と母恵子さん=24日午前、宮城県警亘理署

 東日本大震災で犠牲になった宮城県山元町の大久保真希さん=当時(27)=の遺骨が24日、県警亘理署で父三夫さん(66)と母恵子さん(61)に引き渡された。大久保さんは旧常磐山元自動車学校のアルバイト従業員。勤務中に震災の津波に巻き込まれ行方不明になり、今年8月に遺骨が見つかった。

 遺骨の入った箱を受け取った三夫さんには「うれしい。娘が戻ってきた。離したくない」と笑顔があふれた。

 恵子さんは「やっと帰ってきたんだね。お帰り」と涙をぬぐいながら優しく箱をなでた。「ずっと寒いところにいたと思うので、もう少し一緒にいたい」と、しばらく納骨せず家族で過ごすという。

共同通信社 2019年10月24日 無断転載禁止