国宝、宍道湖を眺め力走 松江城マラソンに4417人

国宝の松江城天守を背に力走するランナーたち=松江市殿町(日高敏彦撮影)
 師走の松江路を走る「国宝松江城マラソン2019」(松江市、島根陸上競技協会、山陰中央新報社、国宝松江城マラソン実行委員会主催)が1日、松江市中心部や宍道湖、中海を巡る日本陸連公認の42.195キロのコースで開かれた。山陰両県や全国各地から参加した4417人が水都の自然や文化を味わいながら駆け抜けた。

 曇天の中、ランナーは午前8時半、松江市学園南1丁目の市総合体育館前を出発。天守が国宝の松江城や宍道湖を眺めながら市街地を一周した後、中海沿いを反時計回りに進んだ。

 沿道では住民が声援を送り、エイドステーションではしじみ汁や津田カブの漬物などでおもてなし。「終わったらビールが待ってるよ」「ボーッと走ってんじゃねーよ!」といったユニークな応援メッセージも見られ、ランナーはハイタッチや手を振って応えた。

 大会は昨年、島根県内で14年ぶりのフルマラソンとして開き、今年が2回目。景色が気に入り、2年連続で参加した香川県観音寺市の会社員西岡耕一さん(44)は「タイムを縮められたのが収穫。2日は妻と観光し、食事を楽しみたい」と汗を拭った。

 五輪女子マラソン2大会連続メダリストで、ゲストランナーの有森裕子さん(52)は「多くの人が声を掛けてくれて、ランナーにとって走りやすい大会」と笑顔を見せた。

 男子総合は2時間27分41秒で堀尾和弥さん(24)=鳥取県北栄町、女子総合は3時間0分32秒で谷舞子さん(34)=神奈川県、尼崎NR=が制した。

2019年12月2日 無断転載禁止