立正大淞南、初戦敗退 全国高校サッカー

 第98回全国高校サッカー選手権第2日は31日、さいたま市の浦和駒場スタジアムなど8会場で1回戦15試合が行われ、立正大淞南は夏の全国高校総体準優勝の富山第一に2-2からのPK戦の末に敗れた。

 4年連続18度目の出場となる立正大淞南はFW伴木翔のゴールなどで2度リードするも守りきれなかった。

運動量が落ち、終盤に痛恨の同点ゴール許す

 2度目のリードを奪い、残り時間は10分余り。初戦の緊張感や激しい攻守の切り替えで心身ともに消耗していたのか、立正大淞南イレブンの運動量が鈍った。こぼれ球を拾えず、待ち味の前線からの守備も影を潜め、石橋克之主将は「みんなのギアを上げさせる声掛けができなかった」と悔やんだ。

 富山第一は県大会を5試合無失点で制した堅守のチーム。ボールが大きく変化するほどの強風が吹く難しいコンディションながら、立正大淞南は2点を奪って勝利を引き寄せたかにみえた。

 ここで、選手たちの足が止まった。後手に回り、こぼれ球は拾われて波状攻撃を受けてしまった。

 「積み重ねが大きかった」と南健司監督が話したのが相手のロングスローへの対応だ。一気にゴール前に投げ入れてくるたびに自陣に戻り、ボールを奪うと前線へダッシュ。その繰り返しも終盤の踏ん張りどころに影響したのかもしれない。

 それでも、夏のインターハイ出場を逃したチームが中央突破で強敵に正面からぶつかり、淞南らしさを見せた。南監督は「体を張って守った。よくやってくれた」と涙に暮れる選手をねぎらった。

2020年1月2日 無断転載禁止