分化iPS細胞に一部異常確認 京大の備蓄事業、原因調査

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を再生医療用に備蓄し、研究機関などに提供する京都大iPS細胞研究所の「ストック事業」で、出荷されたiPS細胞を他の細胞に分化させた際、がん化を引き起こす可能性がある遺伝子異常などが一部で発生していたことが8日、同研究所への取材で分かった。人には使われておらず、原因を詳しく調べている。

 iPS細胞は、提供された細胞から作製し、ストック事業では、提供者ごとに株として備蓄している。

 同研究所はこれまで、27株のiPS細胞を提供。2株から分化させた細胞の一部でがん化を引き起こす可能性がある遺伝子異常や染色体異常を確認したという。

共同通信社 2020年1月8日 無断転載禁止