国連、米の中東和平案を認めず 事務総長「長年の決議」強調

 記者団に語るグテレス国連事務総長=21日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は28日の声明で「国連の立場は長年にわたり、国連安全保障理事会や総会の決議で定められている」と強調し、国際合意を無視したトランプ米政権の中東和平案を認めない姿勢を示した。

 グテレス氏は、2国家共存の理念は「1967年の第3次中東戦争以前の境界線」に基づくと強調し、入植地のイスラエル主権を認めない立場を明確にした。

 米和平案は聖地エルサレムを「イスラエルの首都であり続ける」としたが、2017年12月の国連総会決議は、エルサレムをイスラエルの首都と認めた米政府の決定の撤回を求めている。

共同通信社 2020年1月29日 無断転載禁止