夕闇に芝焼きの炎、潮岬で火祭り 本州最南端、和歌山・串本

 和歌山県串本町であった、芝生を焼く火祭り=1日午後

 本州最南端の和歌山県串本町の潮岬で1日、太平洋を望む約10万平方mの芝生を焼く恒例の火祭りがあった。夕闇が迫る中、広大な芝生が幻想的な炎に包まれる光景に大勢の観光客が見入った。

 午後5時半ごろ、県立串本古座高の弓道部員10人が点火用の火矢を放つと、炎がゆらゆらと燃え広がった。古い芝生を焼いて害虫を駆除し、新芽の生育を促す行事。地元の観光協会が「本州最南端の火祭り」としてイベント化した。

 串本節の踊りが披露され、大鍋で炊いた名産トビウオのつみれ汁の無料配布もあった。三重県紀宝町から訪れた向井章恭さん(70)は「初めて来たが、幻想的で感動した」と話した。

共同通信社 2020年2月1日 無断転載禁止