摩周丸17年ぶり「航行」 青函連絡船、修繕で

 17年ぶりに「航行」し、対岸を目指す摩周丸=5日午前、北海道函館市

 青函連絡船として活躍し、北海道函館市の函館港で記念館として保存されている「摩周丸」が5日、修繕のためタグボートに引かれ、17年ぶりに「航行」した。市が港対岸の造船会社で塗装などの修繕をし、約1カ月後に戻る予定。

 時折雪が舞う中、摩周丸はゆっくりと岸を離れ、対岸を目指した。「航行」の様子を見に来た見物客の姿もあった。市内の無職伊藤昭広さん(75)は「そのまま煙を吹かして青森まで行ってしまう感じがして懐かしかった」と笑顔だった。

 摩周丸を管理する「語りつぐ青函連絡船の会」などによると、摩周丸は青函連絡船が廃止となる1988年まで運航した。

共同通信社 2020年2月5日 無断転載禁止