たたらブランド作品ずらり 奥出雲・刀剣館

奥出雲たたらブランドの作品に見入る来場者
 日本古来のたたら製鉄が伝わる奥出雲町の奥出雲たたらと刀剣館(島根県奥出雲町横田)で、玉鋼などを使った奥出雲たたらブランドの作品展が開かれている。包丁や日本刀をはじめ、ペンダントなどアクセサリーのデザインと質感に来場者が見入っている。3月15日まで。

 同町大呂の日刀保(日本美術刀剣保存協会)たたらでは国内で唯一、伝統的なたたら製鉄が営まれ、日本刀の材料となる玉鋼を造っている。町はたたらを地域ブランドとして活用するため、2016年から玉鋼や製錬の過程で生じる鉄滓(てっさい)を素材にした作品づくりを提案。国内の刀匠やデザイナーが手掛けた製品を認証している。

 会場ではナイフや眼鏡、鉄扇、ペンダントなど35点を展示。財布のボタンのコンチョを玉鋼で作り、「刀輪」として出品した鳥取県伯耆町吉長のデザイナー長野祐子さんは「貴重な玉鋼はさまざまな工芸品を作る魅力的な素材だと思う」と話した。富山県の刀匠がササをモチーフに打った「黒刀・月下の笹」(刀身93センチ)も初公開している。

 入館料は大人530円、小中学生260円。月曜休館。祝日は開館し翌日休館。

2020年2月17日 無断転載禁止