「ふんばり地蔵」SNS話題 縁起をかつごうと受験生ら

安楽寺の参道に立つ「ふんばり地蔵」
 島根県大田市静間町の安楽寺参道で、斜面に踏ん張るように立つ地蔵が「ふんばり地蔵」の愛称で話題となっている。会員制交流サイト(SNS)で発信されて以来、口コミで広がり、受験シーズンのさなか、「落ちない」という縁起をかつごうと、市内外から訪れて手を合わせる受験生らの姿がある。

 地蔵は参道沿いの斜面で今にも崩れそうな石の台座上に立ち、ブロックの背もたれとは逆に前のめりの状態。同寺の佐伯博伝住職(58)の家族が3年前、SNSで紹介したのがきっかけで、受験を控えた高校生や、資格試験に臨む社会人などが訪れるようになった。

 地蔵の無言の励ましに応えるように供え物として多いのがチョコレート菓子「キットカット」。「きっと勝つ」という受験生らの思いが伝わり、同寺も本堂まで訪れた合格祈願の参拝客にお守りを無料で渡し、後押ししている。

 佐伯住職によると、地蔵がいつ建立され、いつごろから愛称が付けられたのはよく分かっていないとしつつ「訪れてくださった方々の支えとなればいい」と見守っている。

2020年2月21日 無断転載禁止