隠岐来島者の検温開始 水際で感染防止

フェリー搭乗前にサーモグラフィーの検温を受ける利用客=松江市美保関町七類、七類港
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、隠岐諸島の4町村が1日、本土側の港や空港にサーモグラフィーを設置して来島者の検温を始めた。感染が疑われる場合は来島自粛を要請し、島内感染を水際で防ぐ。

 医療設備が乏しい島根県隠岐の島町、西ノ島町、海士町、知夫村による町村会が警備会社に委託して実施。七類港(松江市)、境港(境港市)、出雲空港(出雲市)の3カ所にサーモグラフィーを設置した。

 発熱がある場合は非接触式の体温計で検温し、37.5度以上の場合は、健康状態を聞き取って医療機関や帰国者・接触者相談センターへの相談を促す。

 同日、七類港では警備員2人が午前9時発で隠岐諸島に向かうフェリーの搭乗客22人に「検温を実施しています」と声を掛け、サーモグラフィーをかざした。22人に異常は確認されなかった。車でフェリーに乗船した13人には体温計で検温した。

 搭乗前の検温は感染状況を見て当面、続ける。島根県と4町村でつくる隠岐広域連合の木村靖志企画財政係は「医療体制がもろい島内で感染者を出さないために協力してほしい」と呼び掛けた。

2020年5月2日 無断転載禁止