ストレス発散、発育促進 親子で楽しく!自宅トレーニング

2個の風船を使う「風船リフティング」
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、子どもたちが家で過ごす時間が増えている。不要不急の外出自粛により、運動不足に加え、ストレスもため込みがちになる。島根大医学部付属病院の理学療法士で島根県アスレティックトレーナー協議会会長を務める川本晃平さん(34)は自宅にいながら小学生や親子でできるトレーニングを勧める。

 川本さんによると、子どもの発育には筋肉や骨格の成長、体力や運動能力を高めることが必要で、体を動かして脳など神経系の発達を促すことが重要という。飽きずに楽しみながら取り組むために、一般的なトレーニングよりも、運動に遊びの要素を取り入れてみてほしいとアドバイスする。

 小学生が一人でできる方法として提案するのが、「風船リフティング」と「雑巾がけ」だ。

 風船リフティングは手や肩、足など体のいろいろな箇所を使い、2個の風船を落とさないように上げ続ける。バランス能力や空間認知能力を鍛えられるという。雑巾がけは雑巾に両手を置いて前に伸ばし、腕から尻までを一直線にしたまま前進する。全身の筋力や持久力アップにつながる。

 大人と子どもがコミュニケーションを取りながら一緒に楽しめる「壁倒し」と「トンネルくぐり」も紹介する。

 壁倒しは膝立ちになって胸の前で腕を組んだ大人を子どもが押す。大人は背筋を伸ばした姿勢を保つことで、子どもは脚力を中心にした全身の筋力と押す力が高まる。トンネルくぐりは大人が両手両足を着いてトンネルをつくり、子どもがくぐって乗り越える動きを繰り返すことで体のバランスや空間認知能力を磨く。

 川本さんは強い力をかけ過ぎたり、姿勢が正しくないと体を痛める恐れがあるとした上で「一日で終わらせず、運動を習慣にして規則正しい生活を心掛けてほしい」と継続の重要性を訴えている。

2020年5月3日 無断転載禁止