山陰両県、外出自粛要請を緩和

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長を受け、島根県と鳥取県が「3密」(密閉、密集、密接)の回避を前提に、7日から県民への外出自粛要請を緩和する方針を決めた。県有施設については、島根が観光施設など16施設を31日まで休館を延長する一方、鳥取は県立図書館(鳥取市)など16施設について感染症対策を講じた上で7日に利用を再開する。

 5日に両県がそれぞれ開いた対策会議で決めた。

 島根県の丸山達也知事は、予防対策を取った上で外出は原則可能とし「感染拡大前の状況に少しでも近づくような努力を、皆さんと一緒に県も進めていきたい」と呼び掛けた。

 ただ、不要不急の旅行など県境をまたぐ移動のほか、繁華街の接待を伴う飲食店やカラオケ店への出入りは、引き続き自粛を求めた。

 しまね海洋館アクアス(浜田市、江津市)や、県立美術館(松江市)の一部など、県外客の利用が見込まれる県有16施設は、31日まで休館。残り17施設は8日まで休館を延長し、その後の対応を決める。

 鳥取県も、外出自粛要請を緩和する一方、県境をまたぐ移動や接待を伴う飲食店の利用自粛を、引き続き呼び掛けた。運動公園などを含む16施設は7日から開く。50人以下の県内参加者のみを条件に競技大会の開催も可能にした。観光施設など19施設は15日まで休館を延長する。

 平井伸治知事は自粛要請の緩和などの対応について、県内で2週間以上感染者が出ていない状況を念頭に「経済社会との調和を目指す地域として、先導的な役割を果たさねばならない」と述べた。

2020年5月7日 無断転載禁止