CATVで中学3年生の学習支援 雲南、飯南両教委協力

中学3年生へ向けたメッセージを収録する雲南市教育委員会の佐藤文宣派遣指導主事
 島根県雲南市、飯南町の両教育委員会が、ケーブルテレビ(CATV)の番組を活用し、来年受験を控える中学3年生をサポートする。新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が続き、休校期間が延長されるなど、学習機会の確保が課題となっており、番組を通して解説やアドバイスを送る。

 新型コロナの影響で雲南市と飯南町の両教委は、4月から約1カ月間の休校を実施。一方で、中学3年生の保護者から、受験を前に学習の遅れを不安視する声が上がっていた。

 雲南市と飯南町のCATVには、計1万4500世帯が加入。雲南市・飯南町事務組合のケーブルテレビ事業部が運営する。既に自宅でできる体操など新型コロナ対策関連番組を手掛け始めており、同事業部が子どもたちのために両教委に協力を提案した。

 両教委は、中学3年生共通の課題として2019年度の「全国学力・学習状況調査」を設定。13日には、雲南市木次町里方のCATV「雲南夢ネット」で国語の収録があり、市教委職員たち3人が参加した。協力して準備した、解説用の画面を提示しながら原稿を読み上げ、出題の意図や解答のポイントに加え、今後の自主学習へのアドバイスを紹介した。

 市教育委員会の佐藤文宣派遣指導主事(60)は「休みが続くと生活のコントロールが難しくなる。自律の精神をしっかり持ってほしいという思いを込めた」と説明。ケーブルテレビ事業部の三代雅人制作課長(62)は「地域に根ざしたケーブルテレビ局として、住民の皆さんへ情報発信していく」と話した。

 16日が国語、17日が数学、18日が英語(各45分番組)。いずれも午前7時から計7回放送する。再放送は23~25日を予定している。

2020年5月14日 無断転載禁止