島根4市町 公立小中学校再開 机の間隔確保に苦心

手洗いや換気などについて指導を受ける児童たち。在籍する児童生徒が多い学校では机の間隔を空けるのは容易ではない=出雲市斐川町富村、西野小学校
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、公立小中学校の一斉休校を続けていた島根県内の出雲市、雲南市、奥出雲町、川本町で18日、通常授業が再開した。4市町の計86校で児童生徒が久々の再会を喜び、換気やマスク着用の徹底を心掛けた。ただ、在籍児童数が多く、机の間隔を空けることが難しい学校もあり、校長らが頭を悩ませている。

 出雲市の小学校35校、中学校15校は4月20日に臨時休校となって以降、約1カ月ぶりの再開となった。

 市内で2番目に多い約670人が在籍する同市斐川町富村の西野小学校は、校内放送でマスクの着用や換気、手洗いの励行、人との距離の確保を呼び掛けて授業を開始。図書室では間隔を空けて並べるよう床に印を付けた。6年の石原由惟志君(11)は「友達に会えてうれしい。また(新型コロナウイルスが)流行して休校にならないよう感染予防をきちんとしたい」と話した。

 一方、校区内では一戸建てや集合住宅の新築が相次ぎ、近年は児童数が増加。1クラスに30人以上が机を並べる教室もあり、密度は高めの状態に。植田義久校長は「間隔が十分にとれることが一番良いが、現実的には難しい。換気やマスクの着用など、できることを徹底していく」と口にした。

 県内では、短縮授業や分散登校を実施していた浜田市などでも通常授業が再開。大田市は19日、松江市と美郷町は25日に通常授業を再開する。高校などの県立学校も25日に再開する予定となっている。

2020年5月19日 無断転載禁止