砂丘らっきょう初出荷 品質良好、9億円見込む

根付きラッキョウを選別する生産者=鳥取市福部町海士、JA鳥取いなば福部支店らっきょう加工センター
 鳥取県福部町特産の「鳥取砂丘らっきょう」の2020年産の出荷が20日、始まった。暖冬により生育順調で、品質も良好。出荷量は前年実績並みの1630トン、販売額は新型コロナウイルス感染拡大に伴う販促活動への影響を織り込み、前年比7463万円減の8億9千万円を見込む。

 鳥取砂丘らっきょうは、余分な水分や栄養がない砂地で栽培されており、色白でしゃきしゃきとした歯応えが特徴。16年に国の「地理的表示(GI)保護制度」の品目に登録された。

 20年産は農家62戸が112ヘクタールで生産し、根と芽を切った洗いラッキョウ810トン、根付きラッキョウ450トン、加工・直売用370トンの出荷を計画。6月20日ごろまで関東や関西などに出荷する。

 この日は、同市福部町海士のJA鳥取いなば福部支店らっきょう加工センターで初出荷の出発式があり、トラック1台を関係者らが見送った。福部らっきょう組合長会の宮本和裕会長(71)は「らっきょうは疲労回復などに効能があると言われる。コロナに負けないように多くの人に食べてほしい」と話した。

2020年5月21日 無断転載禁止