速報 梨田さん退院、地元も喜び

梨田昌孝さん退院
 新型コロナウイルス感染から回復した元プロ野球楽天監督の梨田昌孝さん(66)=浜田市出身=が20日、大阪府内の病院を退院した。3月31日に重度の肺炎と診断されて入院。4月1日に陽性が判明していた。退院の知らせに、地元関係者は喜んだ。

 近鉄、日本ハムでも指揮を執り、野球評論家を務める梨田さんは3月25日に倦怠(けんたい)感を訴え、28日に発熱。30日に呼吸困難の症状が出た。一時は集中治療室に入り予断を許さない状況だったが、一般病棟に移るまでに回復していた。

 マネジメント会社を通じ「何よりもまず、私の命を救ってくださいました医療従事者の方々には深く御礼を申し上げます。皆さまのおかげで一命を取り留めることができました。この命を大事に役割を果たしてまいります」とコメント。「今後は自宅にて静養を続け、プロ野球が開幕しスタジアムに歓声が戻ることを心待ちにしながら、現場での仕事復帰を目指す予定です」とした。

 島根県出身のプロ野球解説者大野豊さん(64)=出雲市出身=は「本当によく頑張られた」と安堵(あんど)。「得意なダジャレが聞きたい」と再会を楽しみにしつつ「当面は無理をせず、体力を付けてもらいたい」といたわった。

 浜田高校硬式野球部でチームメートだった高松彰夫さん(66)=浜田市熱田町=は「絶対乗り切ってくれると思っていた。解説者として元気な姿を見せてもらい、機会があればもう一度(プロ球団の)監督をしてほしい」と述べた。

 「こんなにうれしいことはない」と声を弾ませたのは同校出身の岡田久樹さん(78)=浜田市黒川町。石見智翠館高校(江津市)の運営法人理事長で、同校出身の谷繁元信さん(49)と梨田さんの2人を招き4月に開く予定だった講演会を延期。「必ず病に勝つと信じていた」と中止にしなかった理由を語り、顔をほころばせた。

 浜田市の久保田章市市長も「一日も早い第一線への復帰を願っている」とコメントした。

2020年5月21日 無断転載禁止