海の近くでテレワーク 市民団体が店舗改装、拠点整備

海辺の施設整備や新事業について話し合う浅見治輝さん(左)と佐々木満会長
 島根県浜田市下府町の国府海岸そばの元飲食店を改装し市民のテレワークなどに活用する拠点施設が6月にオープンする。海を生かしたまちづくりに取り組む住民団体「こくふブルーツーリズム研究会」と地域おこし協力隊員が力を合わせ、受け入れを準備中。地域の活性化につながる新しい交流が生まれると期待している。

 元飲食店は木造平屋で、飲食スペースだった100平方メートルと、隣の会議室を改装。目の前に海が広がる立地を生かし、ゆったりと仕事ができるテレワーク用の「貸しスペース」を想定し、改装とともに無料の無線LAN・Wi-Fi(ワイファイ)整備も終えた。

 同研究会は2018年2月に海を生かした交流人口の拡大やまちづくりを目指し発足。大阪市からIターンした地域おこし協力隊の浅見治輝さん(30)が2月から協力し、ブルーツーリズムの一環でオープンする施設の改装、備品の調達などに当たってきた。

 今年は小型クルーズ船遊覧、地元漁港での漁体験、キャンプなどを組み合わせた交流事業も計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて自粛。

 新たな事業案を練る準備期間と位置付けて話し合いを続けており、佐々木満会長(67)「交流人口拡大や移住者増加につながるよう、移住者の意見を取り入れながら活動を具体化したい」と意気込んでいる。

2020年5月22日 無断転載禁止