知夫小中学校で土曜授業スタート

土曜日授業で学びを深める児童たち=島根県知夫村、知夫小中学校
 新型コロナウイルスの影響に伴い、長期間の臨時休校で生じた学習の遅れを補う「土曜授業」が23日、島根県知夫村の村立知夫小中学校(児童生徒39人)で始まった。この日は午前に4時間の授業を行い、給食も提供した。県内外で導入の動きが出ている夏休みの短縮と合わせ、学びを取り戻す動きが本格化した。

 隠岐地域に感染者は確認されていないが、知夫小中学校は4月13日から5月6日まで3週間余り臨時休校し、大型連休などを除いた実質的な授業時間は13日分不足している。

 このため、夏休みを10日間短縮して29日間にするとともに、「月1回程度ならば教員や子どもへの負担が比較的少ない」(若本剛校長)とされる土曜登校で学習時間を確保する方針にした。期間は1学期の間で、国語や算数・数学など教科学習を優先する。

 小学5、6年の複式学級ではこの日、マスクをした児童が算数の問題を一緒に解き合った。5年の萬萌衣さん(10)は「いつも土曜日は休みだけど、学校が終わった後にそのまま友だちを遊べるのがうれしい。みんなと一緒に頑張りたい」と話し、6年の道川季歩さん(11)は「卒業までに授業をすべて終えるため、今できることをしっかりやりたい」と前を向いた。中学生は給食後に部活動を行った。

 土曜授業について島根県内では、出雲市内の中学校などで導入の動きがある。また、県教育委員会は県立学校での実施に向けて検討する。

2020年5月24日 無断転載禁止