出雲、雲南の異業種7社連携 飛沫防止用仕切りシート開発

バイタルリードなど7社が開発した飛沫防止用仕切りシート=出雲市内
 島根県出雲、雲南市内の異業種7社が連携し、タクシーの乗務員席と後部座席の間を透明のビニールシートで仕切る「飛沫(ひまつ)防止用タクシー間仕切りシート」を開発した。簡単に取り付け、取り外しできるのが特徴で、新型コロナウイルス感染「第2波」の備えとして採用を呼び掛ける。

 外出自粛などで利用が激減し、苦境に立つタクシー業界の再起を後押ししようと、交通コンサルタントのバイタルリード(出雲市荻杼町)が企画。ビニールシートの装飾施工、固定する支柱の板金加工など、それぞれ部材を供給できる地元企業に声掛けした。

 仕切りシートにはマグネットで開閉できる料金の支払い口を付けたほか、前方にあるエアコンの吹き出し口から後部座席に送風するダクトホースを設置。価格は1万5950円で、タクシー車両だけでなく、福祉車両への取り付けも可能という。

 バイタルリードの森山昌幸社長は、今後も新型コロナのPCR検査を受ける人や無症状感染者のタクシー利用が想定されるとし「感染の第2波が来ても対処できるよう安心安全に乗れる環境をつくる必要がある」と説いた。

 25日は出雲観光タクシー(出雲市大社町北荒木)の車両を使い、シートの取り付け法などを公開した。自前でシートを取り付けていた同社の渡部稔社長は「後部座席への送風など課題が改善できる。導入を検討したい」と話した。

2020年5月27日 無断転載禁止