島根高校野球、代替大会開催へ 無観客で7月17日開幕

 第102回全国高校野球選手権大会と地方大会の中止を受けて、島根県高校野球連盟は26日、予選の島根大会に代わる独自の県大会を開くことを決めた。開幕は7月17日。新型コロナウイルス感染予防のため原則、試合は無観客とし、8月4日までの土・日曜日と祝日を中心に計9日間、トーナメント戦で優勝を争う。開催は対外試合の解禁が条件になるが、3年生にとっての集大成の場ができることになり、喜びの声が上がった。

 出雲市内で26日に開いた理事会・運営委員会で決定。「県高校夏季野球大会」として開く。県立高校の部活動は25日に再開できるようになったばかりで、練習時間の確保や授業、受験などへの影響を考慮し、大会日程を決めた。予定されていた島根大会の開幕日は7月10日だった。

 開会式は行わない。会場は、島根大会で予定していた県立浜山球場(出雲市)と松江市営野球場に加え、県西部に1会場を設け、選手の移動や宿泊の機会を減らす。1、2回戦は松江、出雲、石見の3地区で行い、同じ地区の高校が対戦。3回戦以降は他地区とも当たる。今後、具体的な感染防止対策を協議する。

 夏の甲子園大会と島根大会がなくなり、球児や指導者からは代替となる試合の機会を願う声が上がっていた。県高野連の吉川靖会長は「甲子園はなくなったが、代替大会に目標を変えてもらい、3年生は仲間と一緒にやってきたことをぶつけてほしい」と話した。

 春のセンバツに21世紀枠で選ばれながらも中止となり、夏の甲子園を目指してきた平田高校の植田悟監督(48)は「率直にありがたい。甲子園でやろうとしていた平田野球ができればいい」と話した。出雲西高校の浜崎海斗主将(17)=3年=は「全員で野球ができる大会があることは、本当にうれしい」と喜んだ。

 組み合わせ抽選会は6月20日で、選手は出席しない。

2020年5月27日 無断転載禁止