女子ログ 終わりが見えない

 長引く新型コロナウイルス。私が住む米アリゾナ州では、3月初めに最初の感染者が大学構内で確認され、一気に混乱が始まった。混乱が一番ひどかった4月は、開店時刻の1時間前から列に並んでも、紙類どころか、肉や缶詰、小麦粉や米などの食品までも手に入らず、必死に買い物をした。

 子どもを持つ日本人の友達同士で買い出しに行った時の在庫状況を写真を撮って送り合ったり、おむつやお尻拭きの備蓄を分けたりして、こちらもだいぶ助けられた。

 ニューヨークやカリフォルニアに比べて人口密度が高くないアリゾナでは、16日から外出規制が緩和された。ジムや美容サロン、衣料品店は再開。ショッピングモールも一部再開した。

 店の近くを車で通り過ぎると、行列が見える。入場人数制限があるので外で皆並ぶのだ。しかも、緩和されたという気の緩みなのか、2メートル以上の間隔を保ちましょうというルールもなかったかのように、密接して並んでいるからびっくりだ。

 休校していた学校がそのまま夏休みに入ったのと、公園の遊具の使用も再開されたので、子どもたちも公園に戻ってきた。

 誰もが、今までの外出規制でたまった、自由に出掛けたい欲求を解放するのだろう。そう思ったら、第2波の感染も近いだろうと考えずにいられない。自主外出規制は当分続くだろう。

(松江市出身、米国フェニックス在住・サボテン)

2020年5月29日 無断転載禁止