ES細胞治療、治験2人目実施 肝臓病の赤ちゃん、容体は安定

 国立成育医療研究センターは10日、重い肝臓病の赤ちゃんに胚性幹細胞(ES細胞)から作った肝臓の細胞を使う国内初の治験で、2人目の細胞移植を実施したと明らかにした。赤ちゃんの容体は安定しており、経過を観察している。

 赤ちゃんは、生まれつき有毒なアンモニアが分解できずにたまる尿素サイクル異常症。チームは5月末、ES細胞から変化させた肝臓の細胞を肝臓につながる血管に注入した。

 血中のアンモニア濃度を下げる効果が期待できるといい、根本的な治療である肝臓移植ができる体格に成長するまでの間の橋渡し役の治療となる。

共同通信社 2020年6月10日 無断転載禁止