重症者のみに使用とWHO コロナ治療効果の抗炎症薬

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は17日の記者会見で、新型コロナウイルスの重症患者の死亡率を下げる効果が判明した抗炎症薬デキサメタゾンについて「軽症者向けではないし、予防薬でもない」と述べ、人工呼吸器や酸素供給が必要な重症者に対してのみ使用するよう強調した。

 ライアン氏はデキサメタゾンの効果について「肺や呼吸器系がひどい炎症を起こしている深刻な状況で使用すれば、患者が血液に酸素を取り込み続けることができる」と説明。軽症者には効果がないとして「重症者用に確保され、医師の指導の下で投与されることが重要だ」と訴えた。

共同通信社 2020年6月18日 無断転載禁止