女子ログ 私だけ忙しい?

 外出を自粛しなければと、家族みんなで家にいても、私以外はだんだん退屈でしょうがなくなってくる。でも私はというと、家の中の整理や日常的な家事などあれこれやっていると、結構時間がない。

 もちろん、みんなにお願いすれば手伝ってはくれるから、不満を言ってはいけないのかもしれない。でも「なんか私だけ忙しい?」「みんなも自分から考えてやってくれないかなあ」といったわだかまりも頭をよぎる。

 自粛生活に伴うストレスはこれなのかとも思ったが、ステイホームの時間を利用して詩人で社会学者の水無田気流さんの「『居場所』のない男、『時間』がない女」を読んでみたところ、この傾向、前からありそうだ。

 水無田さんは本の中で、男性は仕事一本で家庭や地域に居場所を失う「関係貧困」に陥り、女性は進学、就職、結婚、育児、介護と期限に追われる「時間貧困」にあると説明している。家でごろごろしている夫の姿を横目で見ながら、家事をこなす自分のことを思い出してなるほどと思った。

 ステイホームは前からあった問題を分かりやすくしただけなのか。だとすると、自粛が解除されても、問題が解決したわけではない。そう思いながら「台所の片付け手伝って~」と夫に声を掛けるのだ。

(米子市・醸)

2020年6月24日 無断転載禁止