安来市長選が11日、告示された

安来市長選の立候補者の出陣式で、気勢を上げる支持者=安来市内
 任期満了に伴う安来市長選が11日、告示された。届け出順に、前市議会議長の田中武夫氏(71)と前市議の作野幸憲氏(62)の新人2人、4選を目指す現職の近藤宏樹氏(75)がいずれも無所属で立候補し、12年ぶりの三つどもえの選挙戦となった。市の財政運営、経営が厳しい市立病院への対応、産業振興などが争点になる。投開票は18日。

 田中氏は午前11時、同市安来町の市役所前で、推薦を受ける連合島根や市農政会議の関係者ら約300人を前に第一声。最優先課題に財政健全化を掲げ「市職員とともに道筋を立て、速やかに決断、実行する」とし、産業活性化などにも取り組み「オール安来で次の世代に必ず明るい未来を届ける」と訴えた。

 作野氏は午前9時半、同市沢町の沢営農組合広場で、地元住民ら約200人を前に第一声を上げた。財政改善を図るため、新工業団地整備の中止を含めた見直しを主張。産業や中山間地域の振興に向け、デジタル社会に対応したまちづくりを掲げ「将来に対し市民が希望を持てる安来市をつくる」と声を張った。

 近藤氏は午前9時半、同市安来町の杉原医院前で、支持者ら約200人を前にマイクを握った。行財政改革を推進し、市庁舎や市総合文化ホール整備、中学生までの医療費無料化などに取り組んだ3期12年の実績を強調。企業誘致や市立病院の経営改善を着実に進め「さらに安来市を盛り上げたい」と力を込めた。

 10日現在の選挙人名簿登録者数は3万2288人(男1万5352人、女1万6936人)。

2020年10月12日 無断転載禁止