松江・八百万マーケット 出来たてトマトジュース販売

新しくできた製造場でトマトジュースを瓶詰めする立原愛店長
 任期を終えた地域おこし協力隊を雇用する会社が運営する、地元産品の販売店「八百万マーケット」(松江市玉湯町玉造)が、店舗内でトマトジュースの製造を始めた。松江市内の農園から仕入れた規格外のトマトを新鮮なまま加工。作業を来店客に見えやすくし、自然に甘さを出す工夫をして売り出したところ、人気商品になっている。

 同店は元隊員を雇用して地元産品の発掘と販売を進めようと同市内の企業経営者らが設立した法人「ちいきおこし」が運営する。原料のトマトは安藤農園(松江市和多見町、渡部旭社長)が作るミニトマトの一種チェリートマトを使い、当初は他社に製造を委託していた。

 売れ行きがいいことから店舗統括マネジャーの山本篤志さん(36)が「自分たちで作ったものを売り、作る様子もお客さんに伝えたい」と、店内に製造場を設けることを決めた。

 店舗の半分を改築し、買い物客から製造場が見える工夫を凝らした。週に2~3日のペースで作業し、トマトの糖度がスイカと同じ程度の11度になるまで煮詰め、こげないようにかき混ぜ続けるといった丁寧な作業で、濃厚な味と甘さを引き立てている。

 9月16日から売り出した「プレミアムトマトジュース」(180ミリリットル、500円)は1カ月で500本を売る人気商品となった。

 立原愛店長(39)は「濃厚で甘いので従来品が苦手な人にも飲みやすい。ぜひ一度、味わってみてほしい」と話している。

2020年10月15日 無断転載禁止