青パパイアを特産に 倉吉農高生、栽培や活用法研究

青パパイアを収穫する生徒
 倉吉農業高校(鳥取県倉吉市大谷)の生徒が南国の果物・パパイアの栽培や活用研究に取り組んでいる。県内の気候では完熟が難しいが「青パパイア」と呼ぶ未熟な果実が沖縄や東南アジアでは野菜感覚で使われ、栽培しやすい点に着目した。生徒は「農家に普及させ県の特産に育てたい」と意気込んでいる。

 生物科3年の園芸コース野菜専攻の課題研究として2018年度から取り組んでいる。

 20年度は同専攻の7人が、秋山勝正主幹教諭の指導を受けながら、苗木育成にも挑戦した。春に苗木35本を学校の畑に植えて育てたほか、北栄町内の農家に苗木を販売した。栽培は雑草防止シートの設置と追肥程度で、管理の手間が掛からないという。

 課題はニーズを高める活用策だ。食材としての活用では、カレーやサラダなどのレシピをまとめたほか、果実に含まれるパパイン酵素に着目してせっけんへの活用を研究中。県産業技術センター食品開発研究所の分析で、健康に良いとされるポリフェノールが生葉に多く含まれると分かり、茶への活用も描いている。

 14日には、幹にぶら下がった長さ15センチ以上の青パパイア約100個を、関心を持つ農家と一緒に収穫。30センチ以上に育った大きな果実もあった。同専攻の川口小太郎さん(18)は「気軽に栽培できるのが売り。まだ認知度は低いが、欲しいという人が増えてきた」と手応えを口にする。

 18日にJA鳥取中央の直売所・旬鮮プラザ満菜館(倉吉市西倉吉町)で販売し、市民にアピールする。

2020年10月17日 無断転載禁止